ビリヤード 歴史

BC400年頃

ギリシャで戸外スポーツとして、円錐型のものを地面に置き、棒を使って丸い石を突き当てる競技が生まれる。これがビリヤードの原型といわれる。

14〜15世紀

クロッケーを室内でもできるようにしたのか、ビリヤードの始まりといわれる。ほかにもスペイン起源説、イギリス起源説、フランス起源説がある。

15世紀中期

60年頃にスペイン人によってアメリカ大陸にビリヤードが伝えられる。(18世紀にイギリスの派遣兵が、本国からニューヨークにテーブルを持ち込んだのが最初という説もある。)

1571年

フランスのドビニーがルールを作る。この頃は円錐形の石を杖で転がすゲームだったが、イギリスでは枠のある台上に関門を設け、そこに象牙のボール2個を通して穴に落とすゲームだった。

18世紀初期

イギリスでテーブルが長方形になり、ポケットが6個になる。

中期

器具の改良が盛んになり、テーブルが木製から大理石仕様になる。

1770年

フランスで2個のボールに赤いボール1個を加え、ボールをほかの2個のボールに当てるゲームが生まれる(三ツ球)。

19世紀初期

フランスのマンゴーがタップを考案。23年頃までに革製のタップが完成の域に達する。

1818年

イギリスのジャック・カーがチョークを考案。マジック・パウダーといわれ、ヒネりができるようになる。(そのため現在でも手球に横の回転を与えることを「English」という。)

1829年

キューがツーピース仕様になる。

1845年

馬車メーカーのジョン・ブランズウィックが初めてビリヤード・テーブルを製作。

1850年

プレイヤーであり発明家、文筆家でもあったマイケル・フェランが初めてテーブルにポイントを入れたといわれる。この頃にポケットビリヤードのテーブルは現在の形に落ち着く。

1853年

ニューヨークで公式競技会が初めて開かれる(6個のポケットがあるテーブルで行う、白球2個と赤球2個を使ったゲーム。後の四ツ球)。この頃、オランダ人が長崎の出島でビリヤードを楽しむ。

1859年

ニューヨークとデトロイトで、500点先取の四ツ球のトーナメントが開催。

1868年

ニューヨークのビリヤード業者が象牙の変わりになるボールの材料の発見に1万ドルの賞金を賭けたことで、ジョン・ウェズレイ・ハイアットがセルロイドプラスチックを発見。ビリヤードが画期的に革新した。

1870年

アメリカで最初のスリークッションのトーナメントが行われる。

1871年

東京で最初のビリヤード場「精養軒」が開店。

1877年

国産のビリヤード・テーブルが初めて製作される。

1883年

シカゴで初めてボークラインの公式卜ーナメントが開催。

1885年

アメリカのミ力エル・フェーランが、ゴムとコルクを混ぜてクッションを考案。

1893年

海外から郷誠之助、玉野一熊がボークラインを土産に帰国、普及する。

1897年

初の本格的な固形チョーク「スピンクス」が登場。

1903年

アメリカで初めてコインテーブルに許可がおりる。当時の料金は1セント。

1913年

ボークライン選手権大会が開催(アメリカ)。山田浩二が招待され、初出場で3位に入賞する。優勝はアメリカのウィリー・ホッペ。

1925年

日本撞球協会設立。

1926年

日本で第1回ボークライン選手権大会が開催。

1928年

フランス、ベルギー、オランダなどで世界ビリヤード連盟(UMB)が結成。第1回世界スリークッション選手権大会が開催(フランス・レーム)。優勝はエジプトのスーザ。

1937年

松山金嶺がアメリカから帰国し、スリークッションを広める。

1938年

第1回全日本スリークッション選手権大会が開催。優勝は松山金嶺。

1951年

日本ビリヤード協会(NBA)が設立。高石真吾郎氏が会長に就任。

1955年

7月に国会で可決された法案により、ビリヤードが風俗営業取締法の対象から外され、正式なインドアスポーツとして認められる。

1959年

名工と名嵩いアメリカのジョージ・バラブシュカがキュー製作を開始。

1960年

現(株)三木の会長・三木雄次氏がワンピースキューの製作を開始。

1961年

アメリカで映画「ハスラー」が公開。第1期名人戦が開催。優勝は藤間一男。

1964年

NBAがUMBに加盟。

1965年

京都と大阪を中心に、プロ選手団体・日本プロポケットビリヤード連盟(NPP)が創設。森田信幸氏が会長に就任。

1967年

第1回全日本プロポケットビリヤード選手権大会が開催。優勝は藤間一男。

1969年

世界スリークッション選手権大会が東京で開催。小方浩也が準優勝し、小林伸明が4位に入賞する。

1970年

(有)アダムカスタムキュージャパンが設立。(株)三木が設立。ツーピースキューの製作を開始。

1971年

NPPがPBCJ(Professional Biliard Congress of Japan)に名称を変更。

1974年

小林伸明がベルギーのレイモン・クールマンスを破り、世界スリークッション選手権大会(ベルギー・アントワープ)で優勝。吉原良男が3位に入賞する。原田美恵子が世界女子14-1選手権大会(アメリカ)で優勝。

1976年

アメリカで第1回USオープンが開催。優勝はマイク・シーゲル。

1977年

世界スリークッション選手権大会が東京で開催。小林伸明が準優勝し、吉原良男が3位、小森純一が4位に入賞する。

1982年

第1回世界スリークッション・チーム対抗戦が開催(メキシコ)。優勝は小林伸明・小森純一ペアの日本。

1984年

小林伸明が世界スリークッション選手権大会(西ドイツ・クレフェルド)で優勝。

1985年

小林伸明・小森純一ペアの日本が第2回世界スリークッション・チーム対抗戦(フランス)で優勝。

1986年

日本で映画「ハスラー2」が公開。大ヒットを記録し、日本全国でビリヤード・ブームが起きる。

1988年

関東でプロ組織・JPPA(Japan Pool Players Association)が創設。第1回ジャパンオープンが開催。優勝は奥村健。

1989年

アマチュアの連盟員にしか受験資格のなかったプロテストがオープン化される。愛媛で開かれた第2回全国スポーツレクリエーション祭に協賛種目としてビリヤードが初参加(ナインボール)。

1990年

吉原良男・甲斐健二ペアの日本が第4回世界スリークッション・チーム対抗戦で優勝。NBAに対し、文部省から公益法人として社団法人日本ビリヤード協会の認可が下りる。NBAの総裁に三笠宮寛仁親王殿下がご就任される。第1回世界ナインボール選手権大会が開催(西ドイツ・ベルグハイム)。男子はアール・ストリックランド、女子はロビン・ベルが優勝(ともにアメリカ)。

1992年

世界ピリヤードスポーツ連合(WCBS)が発足。小林伸明・小森純一ペアの日本が第6回世界スリークッション・チーム対抗戦で優勝。PBCJとJPPAが統合し、JPBA(Japan Professional Pocket-Biliard Association・日本プロケットビリヤード連盟)に名称を変更。NBAに加盟する。第1期球聖戦が開催。優勝は高橋邦彦。世界初の積層型タップである「モーリタップ」を毛利工房が開発。量産を開始。

1994年

奥村健が逸崎康成を破り、第5回世界ナインボール選手権大会(アメリカ・シカゴ)で優勝。日本アマチュアポケットビリヤード連盟(JAPA)がNBAに加入。

1995年

WCBSが国際スポーツ連盟総合連(GAISF)に加盟。

1996年

WCBSが国際オリンピック委員会(IOC)に暫定承認される。

1997年

全国プレイヤー登録制度が始まる(CSカード)。

1998年

長野オリンピックで行われたIOCの総会にてビリヤードが正式承認を得る。高橋邦彦がアメリカのジョニー・アーチャーを破り、第9回世界ナインボール選手権大会(台湾・台北)で優勝。利川章雲か3位に入賞する。アジア大会(タイ・ハンコク)でビリヤードが正式種目となる。スリークッションで島田暁夫が金メダルを、梅田竜二が銀メタルをそれぞれ獲得。また、高橋邦彦がナインボール・シングルスで銀メダル、エイトホール・シングルスとタブルスで銅メダルを、川端聡がエイトボール・タブルスで銅メダルをそれぞれ獲得。

1999年

(株)アダムスジャパンが設立。

2001年

lWGA主催のワールドゲームズ秋田に、ビリヤードが正式種目として参加。

2002年

ナインボールとスリークッションの全日本本選手権大会に寛仁親王牌が下賜される。アジア大会(韓国・釜山)で、小林伸明(フリーゲーム)と島田暁夫(スリークッション)が銅メダルを獲得。

2003年

国民体育大会(静岡)に、「デモンストレーションとしてのスポーツ行事」としてビリヤードが正式に初参加する。

2004年

肥田緒里恵が第1回世界女子スリークッション選手権大会(スペイン)で優勝。前原文子と今泉茜が3位に入賞する。

2005年

NBAが日本オリンピック委員会(JOC)の正式加盟団体となる。

2006年

アジア大会(カタール・ドーハ)で、梅田竜二(スリークッション)と川端聡(エイトボール・シングルス)が金メダルを獲得。肥田緒里恵が第2回世界女子スリークッション選手権大会(オランダ)で優勝。前原文子が3位に入賞する。

2007年

梅田竜二がスペインのダニエル・サンチェスを破り、第60回世界スリークッション選手権大会「エクアドル」で優騰。

2008年

肥田緒里恵が第3回世界女子スリークッション選手権大会(トルコ・シヴァス)で優勝。

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